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車体の製作 |
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車体の設計<運転席の高さ>
製作する車体の特徴はトンネル通過のために低い位置に運転席を設けてあることで 一方,楽な運転には姿勢だけではなく動作に制約を受けない条件も必要で,車体を長くして身体を前後に動かし易くし,足の置き場所も広くとりました。(トンネル通過時に,座高の高い人は足を引けば頭を下げやすくなります。) (注) 車体の外側に突き出している足置き板は地面スレスレです。これを逆手にとって,橇のようなこの板を脱線の際のダメージ軽減に生かせないか検討しています。 |
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運転用車輌<車体木部>
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板材のカット *1
板材は側板と妻板がラジアタパイン集成材,床板と屋根はラワン,椅子の座板はケヤキ,椅子の背は2×4(SPF)材にしました。 曲面部分を削り出す材料は手持ちの板材の中から柔らかくて均質な性質のラワンと2×4材(SPF中の適する樹種)としました。
組立は木工用接着剤とコーススレッドなので,正確で切り口が甘くならないカットにしないと接合部が上手く出来ません。 板材のサイズ(自作のためのメモなので分かりにくいですが,ご参考まで。) |
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車体の組立 カット・整形した板材は木工用接着剤を付け,コーススレッドを捻じ込んで組み立てます。 接合部は仕上がりを綺麗にするために木栓用の穴(径9mm)とネジの下穴を開け,コーススレッドの頭は木栓を詰めて隠します。 (写真右)接合部に接着剤を塗りコーススレッドで固定した後,ねじ込んだ穴にも接着剤を入れて径10mmの丸棒を打ち込みます。棒の板面から出た部分は極細の刃の鋸でカットします。
背板
・・・椅子の背に取り付けたT字型の板(腰板)は必要最小限の大きさですが運転姿勢を安定させる上ではかなり有効です。
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完成した車体<木部> 床板・・・台車とブレーキ関連部品を直接取り付ける構造なので,十分な強度が得られる様にやや厚手のラワン材にしました。 屋根と座板・・・メンテナンスと物入れに使えるように,嵌め込むだけで取り外しが出来ます。 (写真)角にアールを付け,サンドペーパーがけも済んだ塗装前の車体です。 樹種により木地はかなり異なります。
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●余談
製作で気付いた事(その1) この車輌は「走る小さな椅子」なので安定(=安心)して座れること
が必要だと思いました。そこで座板の高さや大きさを検討するために自宅の階段に座って動き易さを調べていたところ,階段上段の踏み板が腰に当たったことから「背板」の有用性に気付きました。
気付いた事(その2) 上の写真には板をカットしたものの気にくわず使わなかった前端の妻板とそれに付随する足置き板も写っています。板ばかりで作った箱型は遊具(玩具)に見えてしまうからです。この部分を鉄のフラットバー製に変え,足置き板をボルト留めに作り直すとチョッピリ鉄道(模型)の雰囲気が出てきました。
●製作費
ラジアタパイン集成材(1820×250×15) @1,580円×2枚,丸棒(長さ100mm,径10mm)
84円 その他(手持ちのSPF材,ラワン材 ,ケヤキ板,購入すると3,000円程度) ネジ類 約200円 |
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