急行 home 行↓ |
|
3 電気回路 |
大型鉄道模型ではモーターに強い電流を流しますから,モーターの制御回路にはリレーを使い,太い導線で短く配線します。 |
|
|
制御回路の構成 制御方法を図解すると右図のようになります。 電源とモーターをつなぐ回路に7個(ホーンの回路には1個) のリレーを使っています。 このために太く短い導線で配線することができ,電圧降下が抑えられます。 また,コントローラを乗用車に置いて制御したり,同型式の複数の機関車を一括して制御することができる構造です。 ●黒の太線は電源からモーターに至る配線(最大電流20A)を表します。 ●赤の細線は各リレーのスイッチを入・切するコントローラーからの配線(弱電流)を表します。 ●赤枠はリレーで,RF(前進)またはRR(後退)のリレースイッチが入ることによってモーター端子の極性が変わります。R1〜R5のリレースイッチの選択で回路の抵抗値が決まり ,モーターにかける電圧を変えます。 ●RHはホーンのスイッチで,入切はコントローラーから操作されます。 |
|
各部の説明 (1)電源 形式30A19Lのバッテリーを使用します。運転室に入る限度一杯の大きさで,床に枠を取り付け,その上に置くだけで特に固定しなくても動きません。 20Aのヒューズと電流計の接続端子を取り付けて電源部を構成します。 (2)リレー リレー架には8個のリレーと2つのターミナル(10Pと8P)が取り付けられています。モーター回路は強い電流が流れるので太い導線を使い,しっかりした半田付けをします。 (写真)リレー架とその裏面。流れる電流の強さによって,配線の太さがかなり異なります。 (3)抵抗器 4本の抵抗を碍子に取り付け,碍子を床板の台に固定します。これらの抵抗がモーター回路に直列接続で入るので,直結も含めると,5段階の速度調節が出来ます。 抵抗値の変化をテスターで測ってみると,1.5Ω,1.3Ω,0.9Ω,0.5Ω,0Ωに切り替えられ,順次速度が上がっていきます。 (写真)碍子に抵抗器を取り付けたところです。 (4)モーター 12V,100Wのモーター1台を使用します。所で接続が可能です。コネクターは砂箱の裏側にネジ留めされ,隠されます。 |
|
(5)コントロール・ボックス 小さな黒いケースの中に2つのロータリースイッチとボタンスイッチが入っています。 10芯コードと8Pのコネクターを使用して9回線にし,乗用車からリモートコントロールで機関車の8個のリレースイッチを開閉します。 (コネクターは通常8Pなので,9回線にするには工夫が必要です。) 10芯コードを長くすれば機関車から離れて操作でき,コネクターのピンを統一すれば,他の電動車輌のコントロール・ボックスとしても共通に使えます。 (写真左)速度調節/5段階の大ハンドル,前進/後退/切の小ハンドル,ホーン用の赤の押しボタンがついています。 (6)コネクター 8Pのコネクターを使用し,機関車の前部と後部の2箇所で接続が可能です。コネクターは砂箱の裏側にネジ留めされ,隠されます。 コード等はキットの材料と異なります。 (写真右)10芯コードで2つのコネクターをつなぎ,機関車の前後に取り付けてコントロールボックスのコネクタを差し込めるようにします。 |
|
(7)電子ホーン 2個のホーンを装備しています。コントローラーのボタンスイッチを押すとRH(上図)のリレースイッチが入り,電子ホーンが鳴ります。 (写真左)電子ホーンの表と裏側です。 |
|
各部品の機関車内の配置です。 左から,抵抗器,モーター ホーン,バッテリー 重り,電流計用ターミナル ヒューズとライト用ソケット リレー架が並んでいます。 |
|
次の行き先駅を選択してください |
|