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EB10形 電気機関車

  5  車体小物類

実物の機関車には多くの機器が取り付けられています。大型鉄道模型では細かい部分も 手作りできのが魅力です。

車体側面の製作

車体は真鍮製なので,取り外しの必要がある部品はネジ止め,必要のないものは半田付けにします。

最も細かい部分は点検・換気用のルーバー扉で蝶番やハンドル部分も作りました。

手すり,ステップなどを取り付けると機関車らしい姿に近付いてきます。
 
(1) 蝶番

リベット8本の模様を打ち出した真鍮板に径2mmの真鍮棒を半田付けして作ります。

小型のコテでは温度が上がらず,中型のコテを使うのでコテ先も太くな り作り難い箇所です。

半田が余計な所に付いたり,付けるのに時間がかかると他の部分まで融け,車体表面は綺麗に仕上げたいところですが上手くいきません。(右写真)

(2) ハンドル

点検扉のハンドルは軸の部分が2mm,それ以外は幅1mmのL字形真鍮板に1.4mmの穴をあけ,真鍮釘を軸にして作ってあります。

ハンドルを受ける留め金も幅1mmの真鍮板をJ字形にしてハンドル先を挟み込むとそれらしくなりました。

運転室扉のハンドルも作りましたが,少し小さ過ぎた感じがします。(右写真)

(3) 手摺り

2タイプあり,径1mmの軟鉄棒製(既製品)と径3mmの真鍮棒製(自作品)です。手摺りの取り付けはリベットタイプは真鍮釘を使い,「ゲンコツ」タイプは真鍮パイプと2mmの真鍮棒で「ゲンコツ」を半田付けで作り,留めてあります。(右写真)

(4) ナンバープレートと札差

いずれも既製品です。機関車のイメージを創るのには必要不可欠な小道具です。

ナンバープレートは1.4mmのネジを切って取り付け,札差は車体に穴をあけ内側から半田付けしてあります。

塗装することがあればそのときには札差にも文字を入れたいと思います。(左写真)
車体前面の製作*1

車体前面では前端梁の連結器と関連部品,ステップなどが製作の中心です。

また,小型蝶番も前面のアクセントになっています。

数えてみると前・後面だけで100箇所に近いネジ切りとそれを上回るリベットを摸した半田付け,それらの工作がいつの間にかできてしまったのが不思議です。

また,夜間走行の際には前照灯と尾灯も欠かせません。点灯出来るように作ります。
(5) 連結器

連結器は軽く接触させると自動連結します。解放梃子による連結切り離しもします。

鋳物製部品にロックピンと肘ピンの穴あけをし,可動するようにヤスリで形を削り出しながら仕上げていきます。

連結器カプラーはキットに無かったので1.2mm厚の真鍮アングルで製作しました。

急カーブに対応するように可動範囲を広げ,スケールよりは大きめにしてあります。(右写真)

(6) ステップ
網目真鍮板を加工して作ります。側面に取り付けたものも含めると3タイプ12個になります。
いずれも突き出しが大きくメンテナンスの際に邪魔になるので,ネジ留めで取り付けてあります。(右写真)
(7) 前照灯・尾灯

前照灯と尾灯の組み立ては細かい半田付けの作業です。W数の小さなコテで作れるので半田もほとんど目立たないように出来ました。

前照灯は取り外す必要があるので1.4mmネジ6本で取り付けます。

尾灯は取り外し可能なカンテラ式で,円板は半円に折りたたみ出来,塗装する場合は表が赤,その他はすべて黒色です。

このような部品を作ってみると実物の観察ではレンズ・電球部ばかりを見ていて,機器頭部のベンチレータ(3mm厚の真鍮板で製作)とか支持金具などをまったく見ていなかったことにも気付きました。
 

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