そばな高原鉄道の建設をすすめている高原の自然を紹介します。

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2004年
4月(上旬)
雪も融けたカラマツ林のひだまりの斜面で,フキノトウが手を一杯に開いて青い空を見上げています。(写真左)

次の日の朝は再び銀世界に逆戻りしました。高原鉄道の春は,まだ 一進一退を繰り返します。
(写真右)工事途中の高架線だけが凍り付いて雪の上に立っています。
5月(上旬)
ゴールデンウイークは天候が悪く,3日間続いた雨で近くの流れは急流に変わりました。

流れの傍で,ワサビが雨に濡れながら白い花を付けています。
(写真左)このワサビは野生種なので根茎は大きくなりませんが,葉や茎はワサビ特有の辛味があって,生食やお浸しにすると美味です。
7月(上旬)
今年はじめて見たホタルブクロの花です。葉も茎も十分成長しておらず高さ20cm位,いかにも重そうにクロマメノキの間から花だけが頭を出しました。(写真左)

ホタルブクロも咲いたので少し離れた小川にホタルを見に行きました。 数は多くありませんが明暗を繰りかえすホタルの光は幻想的です。(写真右)画像をを小さくしたので蛍の飛んでいるのが判別できません。川辺の笹の横を飛んでいるのを"想像"してください。
8月(下旬)
高原鉄道の花・・「 ソバナ」が光を受けています。7月の下旬から咲き始め,8月が最盛期,9月には種をつけます。
(写真左)やや湿り気の多い木漏れ日のあたる所が好きなようです。

今年は例年になく強い台風が頻繁に近づき,山栗の実がかなり落ちました。(写真右)落下の多い所の2m四方の実を集めてみました。20個以上写っています。食べられないので栗拾いを したわけではありません。とにかく”木の実は気になります”(木の実は樹に生ります。)
9月(上旬)
花には様々な蝶が飛んできます。よく見ているとそれぞれ好みの花があるらしく,同じ種類の花を飛び石伝いに渡り歩くという感じです。
(写真左)ミドリヒョウモンチョウ,夏のあいだ中よく見かける蝶です。 もう羽も傷んできました。

9月中旬を過ぎると虫たちのシーズンも終わりに近づきます。
10月(中旬)
軌道から真上を見上げると白樺もほとんど葉を落とし,秋の空にベールのような雲が広がっています。(左写真)巻雲

翌日の夕方,高い雲がきれいな赤紫色に変わりました。色の変化や濃淡によって白い雲には見られない立体感がでています。(右写真)高積雲でしょうか。
 
[番外編](下旬)
「線路脇」とは言えませんが噴火から2ヶ月後の浅間山の噴煙です。この時は北に煙が流れています。

(写真)今回の噴火は2004年9月1日夜にはじまりました。写真は10月29日北軽井沢側から撮影 しました。ずっと以前のことですが,覗き込んだ火口が翌日噴火したことがありました。
11月(中旬)
今夏の高温は秋まで続き,11月まで紅葉が見られました。でも中旬になると,林は一気に見通しがよくなります。(左写真)

樹木の中では落葉時期の遅いカラマツの雨が絶え間なく降り工事の邪魔をします。
(右写真)長さ1cm位の葉が細い隙間にでも入り込みます。軌道を完全に守るためには,シートの「雨避け」が必要です。
12月(上旬)
朝の最低気温が-4〜-5℃,日中でも10℃に達しない日が続く中でビオラが何事もなかったように咲いています。

ビオラを植えて冬越しさせるのは今回が初めてなのでこれから先はまだ分かりませんが,すでに2回雪をかぶってもこのみずみずしい花と葉です。
(写真)小学生が学校菜園で育てた苗を収穫祭で売っていたので,試しに買って植えてみました。地元で育てられた植物は当然越冬できる筈ですから。

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