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パンフレット「庭園鉄道の建設」技功舎 高原鉄道の建設では,<技功舎>古沢 景氏がA4用紙2枚に手書きされた,「庭園鉄道の建設」から多くのヒントをいただきました。 (右写真 )1989年に送っていただいたその内容は,庭園鉄道建設の設計,施工の方法が細部にわたって懇切丁寧に記されおり, ご自身の貴重な経験にもとずいた注意点が随所に述べられています。 |
以前,トンネルの内径をいくらで造るべきか迷っていました。段ボールで実物大の模型を作り,1.2m程度と見当は付けていましたが確信がもてません。(造って使えないと超粗大ゴミになります。) 思い出して,パンフレットを読むと,「トンネルは巾1m,高さ1.2mが最低。必ず水勾配をとってください。」との記述がありました。これで,内径1.2mと決め, うっかり忘れていた水勾配を10/1000とし,更にトンネルの下に50cmの砂利層を設けて10cmの水抜きパイプを通す・・・.という構造のトンネルが出来上がりました。 庭園鉄道の敷設について書かれた手引書があるのかどうか知りませんが,そばな高原鉄道は,このパンフレットを含め,古沢 景氏が書かれた解説を多くの点で参考にさせていただいています。 |
現在,技功舎は埼玉県に移られましたが,以前,東京,西ヶ原,東京外国語大学近くのお店には何度かお伺いし,いろいろ教えていただきました。 その中で「3吋半のレールを敷くなら,是非,5吋とのデュアルゲージにしなさい。」との助言をいただきました。「現在は3吋半の車両が多くても将来は5吋が主流になる。」また,「乗用車だけ5吋にする方法もある。」ことなども伺い,そばな高原鉄道の軌条はデュアルゲージになりました。 10余年前ですが,現在の状況はお言葉の通りであり勧めていただいて本当によかったと思います。 (右上の写真は1990年頃,技功舎 ,3吋半凸形電気機関車EB102号機,キット組立途中の写真です。そばな高原鉄道の軌条完成時には真っ先に試験走行する予定の機関車です。) |
2003.10.記 ●技功舎という名前に近い言葉に「技巧」や「技工」があり,何故「技功」なのですかと大変失礼なことをお聞きしました。古沢氏のお返事は氏のお人柄を思わせる大変良いお話で,「巧」や「工」の持つ意味と違う,深い想いを込めた「功」であることを知りました。(2005.3追記) |
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