そばな高原鉄道軌条の敷設線路勾配標 (表示中)

勾配標

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白と黒に塗り分けられた2枚の板を組み合わせたデザインは,線路諸標の中でも一際目立つ存在です。

(1) 勾配標の材料と形

勾配標を現物の2/8.4(スケールは1/8.4)縮めて製作 してみました。ただ,市販の棒材をそのまま使用したので寸法は一部変更してあります。(右図)

腕木と支柱の接続は5mmのステンレスネジを使用しています。
ネジにしておくと再塗装などのメンテナンスが簡単になることと,文字が異なるだけでどの勾配でもこの1つのタイプで対応できるのが良い点です。この 方法は少数派ですが
実際にも見受けられる構造です。

(2) 勾配標の土台

勾配標の支柱は直接地面に立てず,実際に設置されているものを参考にコンクリート土台を作り,これに取り付けました。安定を良くし,腐食を防ぐのが目的です。

土台には鉄の角パイプ(長さ170mm,25mm角)を埋め込み,このパイプに支柱を差し込みます。パイプには雨水が溜まらないように排水の穴も開けてあります。
土台製作の参考写真は速度制限標識のページにもにもあります。

(3) 完成した勾配標

支柱と腕木は鉋がけも済んでいる桧棒を使ったので10組をまとめて作っても簡単に切り揃えができました。ただ,塗装にはかなりの時間がかかります。
白黒共にペンキを筆で塗っています。
(ペンキは時間が経つと剥げるので浸透性の塗料があればよいのですが,白はペンキでないと無理な様です。)

腕木の文字はラッカーの吹き付けです。

(下写真:勾配標(12L)の表と裏です。)

 

 製作メモ  材料費 (10組分)・・・・ 桧角材/支柱(長さ1820mm,27mm角,@735円)約1050円, 桧材/腕木(長さ1820mm,9X30mm,@373円を使用)約620円,ネジ類(ステンレス,5mmネジ・ナット・ワッシャー)計360円
鉄角パイプ(長さ2700mm,25mm角,@980円を使用)約620円,セメント/砂/砂利 約500円,塗料 約900円 合計約4050円 (1組当たり約405円)

●製作時間 (10組分)
・・・・35時間 +(文字入れ)10時間
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